めるノート

一児の母 兼 へっぽこWebエンジニアの内省ノート

1年弱のインフラエンジニア生活で得たものに気づいた春

恥ずかしながら数年前から、個人のAWSアカウントでどうしても消し方がわからないリソースがあって、毎月数円課金され続けていたのをずっと放置していて、今日めっちゃ久しぶりにコンソール開いたら消せた。

・・・そんなことはどうでもいい。

今月からプロダクトチームに戻った。 戻ったといっても現職に入社してからプロダクト開発していた時期はわずかで、あとは横断的技術組織にいる期間が長かったけど、横断的技術組織の一部で「我々は専門性が高いんだゾウ」という振る舞いがあって(抽象的・・・)自分にはそれがどうしても馴染めなかった。嫌だったというか、根本的にできないみたい。

前職はプロダクトじゃなくて社内システムの開発だったけど、やっぱりそういう「我々は専門性が高いんだゾウ」という選民思想みたいなやつが(今はもう人が入れ替わって変わったはずだけど)当時はあって、やっぱり自分にはできなかった。今回みたいにエンジニアが多い会社ではなかったので異動先で幸せになれるイメージもなくて辞めてしまった。

そういうこともあって「技術は好きだけど、技術力の高い人たちはキライ」みたいにちょっと拗らせてしまっているので、良くない。なるべく態度には出さないけど。気が向いた時にカジュアル面談をさせてもらうと「そういう思想、自分は見たことがない」と他社さまから言っていただくことが多くて、自分が今まで見ていた世界が狭いだけなんだろうな・・・とは思っている。

また話がそれた・・・。

とりあえず最近は、プロダクトチームでバックエンドエンジニアという肩書きとして働きはじめたけれど、引き続き Terraform のコードをレビューしたり、監視設定を見直したりというのは、並行してやっている。プロダクトチームにSREのようなメンバーは配置されていないので、予想していたけどやっぱり忙しい。ただ、プロダクトチームに入ったことによって担当範囲を減らせたのはかなり良くて、ひとつひとつを本質的にじっくり考えるモチベーションになる。若い時はフットワーク軽く動いていたけど、今は年齢だけじゃなく技術スタック的にも後衛みたいな役割の方がバランス取れるのだろうな、と気づいたところ。

プロダクトチームは技術組織と違って、PdM・フロントエンドエンジニアなど多様なメンバーがいるからみんな違う考えを持つのが当たり前で、自分のアイデアを気軽にテーブルに乗せやすい。それぞれがそれぞれの得意な分野でバランスとってやってくれるし、自分もそうやっていこうと前向きに思える。
インフラ専門の技術者にとっては当たり前のことをこなすだけでも、プロダクトチームの中では重要なパートとして尊重されるし、1年弱のインフラエンジニア生活で、ちゃんと学んだことはあるんだな、と思えた第一週だった。