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一児の母 兼 へっぽこWebエンジニアの内省ノート

開発組織に必要かつ人不足なポジションは国防にたとえられそう

(これは個人的な意見です)

開発組織において人不足で問題になる役職、たとえばマネージャーとかインフラとか、セキュリティとかいろいろあるかもしれないけど、そういうのって、自発的に集めるのは難しいけど、なんやかんや必要なことは間違いなくて、昨今のウクライナとか見ていても国防っぽいなと感じる。

「頻度としては少ないので最低限でいいでしょう」という日本っぽさもまた似ているような気する(国防とかの専門家ではないので日本の国防に対して主張があるわけではないです)し、有事のことがあると志願する人が増えるのも似ている気がする。

ただし、開発組織にマネージャー・インフラ・セキュリティ系のメンバーしかいなかったら、個人的には開発は回らないと思う。もちろん、各メンバーのスキルがいい感じに組み合わされば事実上は開発可能かもしれないけど、多様性がなくなってチームプレイが難しそうなイメージ。多様性をなくしてトップダウンで軍隊している国にも心当たりがありますね。

話は変わって、「スペシャリティは高くないけどチームの雰囲気をいい感じにできる人」というのは確実に居て、先述のようなメンバーと対立構造が生まれるんだけど、自分はどっちが正解っていうのはないと強く思っていて、だけどその理由を多様性というバズワードでしか説明できないのがシンドイなと前々から思っていた。

だけど国防に例えれば、日本だと自衛隊は税金で食べているわけだし、国は一般市民あってのもの(「十二国記」を読んでいるとそう思うが、そうでもないかもしれない?)。そう考えると「チームの雰囲気をいい感じにできる人」は自治会長っぽいポジションとも言えそう。

社内では今月からチーム留学制度が始まっていて、名前通り「留学」という側面でのアイデアは以前からあったんだけど、実現したのは人不足で必要に迫られたからという側面もあったように思う。
プロフェッショナルが最低限いる上での話にはなるけど、そういう人不足なポジションは、だれでも交代で入ると良いのでは?という話はちょうど社内でも雑談の場で出ていて、それから数時間経った今、自分の頭の中に「徴兵制」という言葉が浮かんだのであった。

マネージャーに関しては前に書いていた。 c5meru.hatenablog.jp

まあ今回のポジション異動も「インフラエンジニアでいるのがつらくなったときは」って書いてもよかったんだけど、社会性がついたのでやめましたね・・・