めるノート

2児の母 兼 ソフトウェアエンジニア の内省ノート

「技術の人じゃないね」と言われたエンジニアの話

私はエンジニアになってから何度も「マネージャー向きですね」と言われてきた。  

理由もなんとなく分かる。問題を整理するのが好きだし、複雑な状況を構造化するのも好きだし、人の認識を揃えるのも好きだからだ。  

技術的な課題が絡み合っている状況を見ると、まずは図にしたり論点を書き出したりしたくなる。

 

そういう振る舞いをすると、「それってマネージャーの仕事ですよね」と言われてきたし、実際にマネージャーになってみたこともあった。  

そして時には、もっと直接的に「技術の人じゃないね」と言われたこともあった。  

当時の私は、その言葉を半分受け入れていた。  でもずっと違和感も持っていた。

 

私はマネージャーになりたいわけではなかった

誤解のないように言うと、マネージャーという仕事を否定したいわけではない。実際に優れたマネージャーにもたくさん出会ってきた。ただ、自分がやりたいこととは少し違った。

 

私は人事評価に強い興味があるわけではないし、組織図を考えたいわけでもないし、採用や予算管理をやりたいわけでもない。  

一方で、システムがなぜ複雑になったのか。なぜ障害が起きたのか。なぜチームが同じ問題を繰り返しているのか。そういうことは気になる。気になって仕方がない。  

だから私はずっと不思議だった。私は本当にマネージャー向きなのだろうか。

 

コードを書くのが一番得意なわけでもなかった

私はコードを書くのが嫌いではない。でも、世の中にはもっと速く、もっと深く、もっと美しくコードを書く人がいる。  

そういう人たちを見ながら、「自分は本当に優秀なエンジニアなのだろうか」と思うこともあった。キャリアの初期には特にそうだった。  

エンジニアの価値はコードを書くことで決まる。どこかでそう思っていたし、そういう空気を感じることもあった。

 

だから、コードを書くのが一番得意ではない。でもマネージャーになりたいわけでもない。その間で長いこと居場所が分からなかった。

 

AIは私の仕事を奪わなかった

AIが登場したとき、最初は少し焦った。コードを書くのが速い。しかもかなり速い。これから何が価値になるのだろうと思った。  

ところが実際に使い始めると、予想とは違うことが起きた。

 

私の仕事は減らなかった。むしろ増えた。

 

コードを書く時間が短くなった分、何を作るべきか。どこにリスクがあるのか。なぜこの問題が起きたのか。どうすれば同じ失敗を防げるのか。そういうことを考える時間が増えた。

 

そして気づいた。私は以前から、その仕事をしていたのだ。

 

それは本当にマネジメントなのか

ここで改めて考える。  

問題を整理すること。複雑さを減らすこと。技術的な意思決定を支援すること。将来のリスクを見つけること。システムをより良い方向に導くこと。  

これらは本当にマネジメントなのだろうか。

 

もちろん一部は重なる。しかし私は最近、それらの多くは技術そのものなのではないかと思っている。

 

コードを書くことだけが技術ではない。  

設計も、運用も、障害対応も、複雑な状況を整理することも技術だ。

AIによってコード生成のコストが下がった今、そのことが以前より見えやすくなった気がする。

 

やっと説明できるようになった

AIによって新しい能力が手に入ったわけではない。私がやっていたことは昔から変わっていない。

 

「マネージャー向きですね」と言われるたびに感じていた違和感。  

そして「技術の人じゃないね」と言われるたびに感じていた居心地の悪さ。  

その理由を、私は長い間うまく説明できなかった。

 

でも今なら少しだけ分かる気がする。  

私はマネージャーになりたかったわけではない。コードを書くことから逃げたかったわけでもない。

 

ただ、複雑なものを理解して、少しでも単純にしたかったのだ。そしてそれもまた、エンジニアリングなのだと思う。

ベランダ園芸はじめました

最近、人生で初めてまともに園芸をやっている。

きっかけは、室内楽の演奏会で飾っていたマーガレットを、終演後に団員それぞれで引き取ることになったことだった。

もともと植物を育てるのはかなり苦手な方で、今までにもビオラやポインセチアを枯らしているし、子どもの頃の朝顔ですら失敗して枯らした記憶がある。なので、「鉢植えを家に置く」という時点で、若干の不安はあった。
ただ、せっかくうちに来たし、ベランダに置いてみることにした。子どもも、水やり自体は楽しそうにしていて、それは思ったより良かった。

そして今回は、最初の段階からずっとChatGPTに相談している。
「これ水不足?」「葉っぱ切った方がいい?」「これもうダメ?」みたいなことを、毎日のように写真付きで聞いている。
初心者すぎて、何が普通で何が危険なのかが全然分からないので、とりあえず見てもらえるだけでもかなり安心感がある。

最初は、「土が乾いたら水をあげればいいんでしょ」くらいの認識だった。というか、正直それ以外の概念を知らなかった。

液肥なんて存在すら知らなかったし、植え替えが必要になることも知らなかった。根詰まり、という言葉も今回初めて知った。でも実際にやってみると、全然わからない。

下葉が枯れる。
土が湿ってるのに萎れる。
西日が強い。
液肥っていつあげるの?
そもそも植え替えって何???

みたいな感じで、毎日なにかしら相談していた。
さらに、どうやら室外機の風も植物にはよくないらしい。
言われてみればそりゃそうなんだけど、そんなこと考えたこともなかった。

「ベランダに置く」って、ただ置けばいいわけじゃないんだな……と少しずつ分かってきた。
特に難しかったのが、「水をあげれば元気になるわけではない」という点だった。

自分の中では、
「ぐったりしてる → 水!」
だったのだけど、根詰まりとか蒸れとか、むしろ水が多いケースもあるらしい。

しかも、うちのベランダは西向きなので午後の日差しがかなり強い。
ある日、子どもがベランダプールをしたがったので、いつもより日が当たる場所に置いてしまったら、そのあと急に葉が傷み始めて、「あっ……」となった。

そこから慌てて、

  • 枯れた花を切る
  • 傷んだ葉を取る
  • 根詰まりを疑う
  • 鉢と土を買う
  • 植え替え方法を調べる

などをやり始めた。
実際やってみると、鉢の中が想像以上に根っこだらけで驚いた。

園芸って思った以上にメンタルに来る。
葉っぱが急に枯れると普通に落ち込むし、「昨日まで元気だったのに……」みたいなことが起きる。
特に今回は、植え替え準備が整ったタイミングではすでにかなり弱っていて、結構つらかった。

ただ、その一方で、ホームセンターの園芸コーナーを見るのは急に楽しくなった。
今までは完全に素通りエリアだったのに、「この花はどうなんだろう?」とか、「ベランダでも育てやすいのかな?」みたいに気にするようになった。

しばらくは枯らしたり試行錯誤したりしそうだけど、とりあえずベランダ園芸デビューとしては、かなり濃い数週間だった。

入社エントリ

このたびご縁があり、弁護士ドットコム株式会社に入社しました。

転職にあたっては、大きめのシステムに関われることと、働き方の前提が今の生活と無理なく両立できることを軸に、環境を選びました。

夫とも関係が深い会社で、これまでも話を聞く機会はありましたが、実際の環境に触れられるのを楽しみにしています。

家庭や業務の状況次第ではありますが、また少しずつ界隈にも戻っていけたらと思っています。よろしくお願いいたします。

三浦半島.rb に参加した

三浦半島.rb is 三浦半島.rb #4 近況発表会! & KoR2025のタイムテーブルを眺める会 - connpass

きっかけ

先月に演奏会に出演したんだけど、子連れウェルカムな楽団なので練習に5歳/0歳の息子を連れて行っていたら、本番当日も5歳の方が他の子と約束したから一緒に行きたいと言い出したので、頑張ってお弁当を作って連れて行った。しかも何もしてないのにステージにもちょっと立った。笑
音楽かITかに関わらず、子どもごと受け入れてもらえるのはやっぱり普通に嬉しい。気合を入れているイベントであっても、意外と連れて行けちゃうものなんだな、と拍子抜けしたのだった。

そして実は5歳の息子、その前に静岡で開催された夫の方の勉強会にも着いて行っており、まあまあ長居をして楽しんでいた。

個人的に、夫のワンオペで2人の息子を任せて勉強会などに行くのはちょっと不安で申し訳なくて、1人連れて行けると痛み分け(?)になってちょうどいいと思っていた。
託児のある勉強会やイベントはたまにあるけど、定期的に開催されててかつ託児が確約されてて移動距離がなるべく少ないものとなると選択肢がほぼない。
一方、地域単位のイベントはスポンサー企業ではなく公営の施設で行われることが多いので、子連れでも行きやすそうだと(PHPカンファレンス小田原あたりから)思っていた。これを機に子連れ勉強会がある程度一般化されたら良いなとも思った(子どもがどれくらい落ち着いていられるかにもよるが・・・)。

結局、子どもの体調が万全ではなかったので夫と話し合った結果、私だけ行かせてもらえることになった(大吉祥寺pmや、夫の会社の富士登山の裏でワンオペしていたのが報われたことになる)のだが、次回はぜひ5歳も連れて行きたい。

三浦半島

会場は京急線汐入駅が目の前の横須賀産業プラザ。別の部屋で子ども関連のイベントがあったようで子連れのハードルは低そうだった。

当方、生まれも育ちも神奈川県小田原市で、横須賀とは海を挟んで反対側。車でも電車でもなかなかの時間がかかるので、これまでの人生でほとんど縁がなかった。今は神奈川県央に住んでいるので、都内へ出るのと変わらない所要時間で行けるようになった。混み具合も都内に比べるとそこそこ快適。

参加してみて感じた事

女性比率が高い/全体の人数が多すぎない

特に女性にターゲティングしているイベントというわけではないのに女性比率が高く、全体の人数がほどほどでアットホームだった。

タイムテーブルややることがかっちり決まっていない

その場で話したいことがあれば話す人もいるし、Kaigi on Rails のタイムテーブルは動画を流しながら眺めたので、ゆるふわ感があってよかった。
会社名を出して登壇枠に挙手するのが難しい人でもこのスタイルならこっそり登壇できて良いね、という話になった。本当にそう。途中から私もちょっと用意してたくらい。

懇親会が良かった

ボンベイサファイアジントニックが飲めたし、ごはんがおいしかった。横須賀だからか国際色が豊かだったし、まさか日々お世話になっている TechRacho の hachi8833 さんがキーボードでバースデーソングを弾くのを見ることが(!?)できるとは・・・!

勉強会 w/ChatGPT

途中、深掘りたいトピックや知らないトピックなどあればChatGPTに聞きまくったら、理解が深まってとても楽しかった。これができるようになったことによって、過去イチ勉強になった(これまで私は何を…

帰りの電車で酔っ払いながら書いているのですが、総じて良い会でした。みなさん大変お世話になりました、ありがとうございました!

最近 ChatGPT や Gemini に聞いたこと

※これだけで判断していないものもあります。特に薬や遺産分割など専門的な内容は、専門家にも相談した方が良いです。

  • ブログ記事に良さそうなトピック
  • ある特定の食材から何が簡単に作れるか
  • 仕事に集中するためにできること
  • ある個別株を買い増すか利確するか
  • 0歳4歳の子連れで◯◯◯◯(複数ケースあり)へ行くときに必要な準備やおすすめスケジュール
  • 市販薬の飲み合わせなどの相談
  • グリーフケア
  • 保育園の連絡帳に書くネタ
  • 市販のベビーフードに特定のある食材を使ったものはあるか
  • 虫取りに行くのに必要なもの
  • 夢についての解釈
  • 4歳におすすめのゲーム
  • 柔軟剤自動投入機能がついた洗濯機に手動で別の種類の柔軟剤を入れる方法
  • 天然石の意味と、おすすめの組み合わせ
  • ◯◯◯◯をしたときに飲酒しても大丈夫か
  • 友人と◯◯◯◯へ行くときにおすすめの待ち合わせ場所
  • ◯◯◯◯な主人公が◯◯◯◯するようなアニメ・漫画はあるか
  • 花瓶の水換え頻度
  • 相続放棄・遺産分割
  • おすすめ漢方
  • ある特定の病気について
  • 子どもの嘔吐対応
  • マンションでお盆に飾るもの
  • 日本は◯◯◯◯だけど海外はどうなのか
  • 赤羽・上野での湘南新宿ラインの判定はどのような基準なのか
  • ◯◯◯◯はセクハラになるのか
  • ◯◯◯◯(プログラミングのエラーやソフトウェアエンジニアリングにおける概念など)とは何か

母が亡くなった

先月、母が亡くなった。私を高齢出産したので年齢的にはまあ寿命と言えなくもない。

酒とタバコが大好きだった影響で2016年ごろから入退院を繰り返していた。昨今の流れとは逆行して平均寿命よりは短く、認知症などもなく潔かったなあと今となっては思う。

ちょうど亡くなる数日前から次男が「ばあば」と言うようになったり、亡くなる前々日には実家でよく食べていた冷凍焼きそばをたまたま静岡の義実家で夜食としていただいたり、月命日が私の誕生日だったり、なんだか不思議なことがいくつかあった。まあまあ近所の、2年前に亡くなった母方の祖母がいる墓に1年ぶりに草むしりに行ったら、全部綺麗にした直後の兄に出くわしたりもした。

母の通夜葬儀は姉/兄/私の子どもたちが初めて一堂に会した。姉の娘はもう成人しているが他はすべて乳幼児のため式中もとても賑やかだった。故人さまも喜んでいるでしょうね〜と葬儀屋さんも笑っていた。。

葬儀通夜への家族参加のためのオペレーションもあり大変だったので、葬儀場のほぼ向かいにあった高級ホテルの良い部屋に宿泊した。オムツ児がいたので大浴場は行けなかったが、電車の見える部屋に長男は大喜びだった。

数日は家事や仕事も手付かずだったものの、今はもう仕事も再開して、バリバリには程遠いが最低限働けるくらいには調子も戻ってきた。

とりあえず母の写真を飾り、好きだった酒とタバコ、徳永英明のCD、チャン・グンソクの写真、定期便の花を置いて、LEDキャンドルを朝晩ONOFFしている。

子育てをしていると、長男や次男の表情に自分の幼少期を感じ、それらを見る自分に母を感じる。子どもたちがいてくれて良かった。家事が手つかずな時期は夫もいろいろと助けてくれたし、週末には昔から所属している楽団メンバーに子ども共々よくお世話になっている。

父方の祖父母は自分が産まれたときには既に亡くなっていたりほぼ縁がなかったりしたので、実家を出てから実家の墓には行っていなかったが、四十九日が終わったら行くようにしないといけない。また、実家に父が独りになってしまったので、いずれくるかもしれないダブルケアに備えてフルタイム正社員を辞める覚悟も決めた方が良いのかもしれないな、と思ったりしている。

設計レビューってどうやるの?

はじめに

「設計レビューって、結局どうやるのが“正解”なんだろう?」

設計って、会社のフェーズによっても全然異なるものだと思います。今まで所属していた会社は人数の少ないところが多かったので、かっちり設計せずに即実装とか、それぞれ我流でアーキテクチャ図やDesign Docが作られて特にレビューなどせずに実装していくような感じでした。

ここ最近で設計レビューに参加するようになって、自分がDesign Docを作成するのはもちろん、他のメンバーのDesign Docを見て考えをインプットすることでもめちゃめちゃ設計スキルをつけられるな、と思うようになりました。

そんな中、自分のチームではDesign Docを書いて1回だけレビュー会を開く、という運用が続いていました。でもそれでは、設計を担当していないメンバーに膨大な内容が頭に入らず、レビューの時間も足りなかったりして、上手くいかない状況が続いていました。

この記事では、そんな状況の中で私が個人的に試してきた設計レビューの進め方と、その中で見えてきた課題や工夫についてまとめてみます。

チームの設計レビュー運用:Before

  • 各開発案件ごとにDesign Docを書く(1人 or 項目ごとに分担)
  • ドキュメントが完成したら1回だけレビュー会
  • その後すぐに実装フェーズへ

課題感:

  • ドキュメントの粒度や書き手の視点がバラバラで、整合性がとれない
  • レビューが1回きりなので、指摘が入っても修正の余地が少ない
  • 結果として、レビューが形骸化し、実装に問題が持ち越されることがあった

試してみた改善策

  • 少しずつ書いて、複数回レビューする
    • Design Docをドラフト段階から共有し、早めにWIPレビューを依頼
    • 1回で全て終わらせるのではなく、複数回レビュー
  • アーキテクチャ検討Docを先に作る
    • 特にステークホルダーが多い案件では、いきなり詳細設計に入るのではなく、技術方針や構造の選択肢・トレードオフをまとめたDocを先に用意
    • ADR(Architecture Decision Record)ほど細かくはせず、1つのDocに集約して議論の土台とした
  • アーキテクチャ検討Docは事前コメントを前提に回す
    • 会議の尺を圧縮するため、アーキテクチャDocは事前に共有+コメントをもらう前提で運用…が、事前にコメントのなかった会話で尺を取ったりもした
      → まだまだ運用改善の余地あり

実践してみて分かったこと

  • 「設計レビュー=1回で終わらせる」は本当に無理がある
  • 少しずつ設計を出して議論することで、チーム全体の視座が上がった感覚がある
  • 一方で、ステークホルダーが多いレビューでは「どう巻き込むか」「どう事前に読んでもらうか」が本当に難しい

今後やってみたいこと

  • 設計レビュー観点のリスト化
    • 観点が共有されているとレビューしやすい
  • レビュー会のファシリテーターを明確にする
    • 会議の収束性が上がりそう
  • 設計の粒度を揃えるテンプレート運用
    • 誰が書いても大きくブレないように
  • (若干設計とはズレるが)JIRAチケットを切る前に実装計画 Doc のようなものを作成してみる
    • これまではDesign Docの項目ベースでJIRAチケットを切っていた
      • しかし設計として合意を取りたいポイントと、メンバーに共有したい実装の内容や見積もりの根拠となるポイントは大きく異なる
      • わかりやすいトラブルとして見積もりがガバガバになる・・・
    • なので設計が固まった後、具体的なタスク分解や担当割をレビューしてからチケット化したい
      • 実装フェーズに入る前に、全体像と段取りが見える状態へ

おわりに

自分の試みもまだまだ発展途上ですが、設計品質を高めるには「レビューを回す仕組みづくり」こそが肝心だと感じています。 似たような状況の方の参考になれば嬉しいですし、「うちはこうしてるよ!」という話があれば、ぜひ教えてください。

2回目の産休に入って1週間ちょっと経った

前回のブログから1年近く経ってしまった。
転職してから忙しすぎて、目の前のことに追われ、内省する時間すら取れていなかった。

あれから2人目の妊活を始めて、予定より少し時間かかったけどなんとか産休までこぎつけた。

フルタイム勤務をしながらの 2 人目の妊娠というのは、それはそれは壮絶だった。
業務時間は仕事をする必要があるし、業務が終われば家事育児に追われるので、妊娠などが起因で体調が悪くても一切休む時間が取れないのである。
おまけに 30代半ばになってくると仕事でもそれなりにリードするような動きを求められるので、属人性がないように振る舞うこともままならないどころか、むしろ属人性がないと評価されづらいとかもあって妊娠前からちょっと大変だった(それもあって仕事が軌道に乗るまでは、とブログはお休みしていた)。
産休に入る頃にはほとんど動けなくなるのが分かっていたので、始業前や昼休みに赤ちゃんを迎えるための家の整理や買い出しなんかもやったりしていて、それもまた大変だった。

産休に入ってからは平日は多少余裕ができたが、週末はやっぱり毎回壮絶。
これまでは 1 人の幼児を 2 人でみていたのが、私が体調不良などで休めば半分のリソースになってしまうので、やはり夫の気力体力が1日持たない感じ。今では週末が来ることが憂鬱になってしまった。
今でもこうなのに出産後はどうなってしまうんだろうと、親に頼れない状況で必死で家事代行や病児保育など他のリソースを調べているけど、フルリモートの夫にはなかなか受け入れられにくいみたいで、不安も多い。2人目・・・やっぱり厳しかったかな・・・なんてマタニティブルーになることもよくある。

なんかネガティブな話が多いので。。
平日昼間や、週末に家族が寝静まったあとは、主にこんなことをして過ごしている。

  • ソフトウェア設計まわりの学び直し
    • 現職でいくつかプロジェクトをやってみて、まだまだ能力不足だと思ったため
  • 仕事で使えそうな英語をふんわり学び直し
    • 現職の同じ組織内に英語のチームがあるため
  • アルゴリズムの勉強
    • 意外と業務でも使うことがあるため
    • ちょびっとコード書くのに環境構築とか不要でちょうどいい

どれも理由は別にあるが、将来的にもうちょっと稼ぎたいなと思った時に全部必要そうだなと感じたのも大きい。
産休前は忙しすぎて読書すらままならなかったので良い気分転換になっているし、取り組んだら習慣アプリに記録するようにして、ログを見返すのも楽しい。
産休前までフルフル働いていた&休みなく動いていたせいか、前回の妊娠よりも頭がシャキッとしている気がする。

また、真面目なことばかりでもなく、タイプロを観たり、年齢相当の良いコスメを調べたりもしている。
産前産後はメンタルがヨワヨワになるので、悲しい時や辛い時は良いスキンケアで自分を労るようにしたら、ちょっと前向きになれる気がする。

あとは、産休前に頑張って家をきれいにしたので、動けない代わりにお客さんをよく呼ぶ。
1人目妊娠中はコロナ禍の真っ最中で誰にも会えず、夫以外に大きいお腹を見せることなく出産したので、今回はいろんな人と会えて結構うれしい。
最近はそんな感じで過ごしている。

2023 年末

子育て

息子が3歳になり、会話とか自分のことがだいぶできるようになって、育児のフェーズが大きく変わった。会話の中に思いやりやジョークを織り交ぜてきたりして、人間らしくなったなと感じる。その分「イヤ!」という主張に対してきちんと説得の必要性が出てきたし、もう抱っこで無理矢理どうにかできるサイズ感でも無くなってきたので、そういう苦労は出てきた。

春から思いつきでサッカーを習わせ始めたけど、最近はコーチの指示もちゃんと聞けるようになり、パパとサッカー遊びするようになってからはそれなりに上達もしている。サッカーでは子ども同士の交流を通して親たちも情報交換できたりして、自分にとっても良い時間になっている。そろそろプールもやらせたいな。

あと、2人目を考えているけど予定は未定。

仕事

3月からちょっと大きめの会社に転職をして、ようやく1人前になったところ。7年くらい前に一度落とされてしまった会社に、念願叶ってようやくジョインできた。

大きい会社なので仕事関連のことを許可なくアウトプットはできなくて、なかなか周囲に様子を伝えることは難しいけど、昔からの友人知人が何人か入社してきて思わぬ再会があったり、7年前からこの会社のエンジニアみたいになりたいと分野問わず何でもチャレンジして種をまいてきた自分の実力をまさに今、総合格闘技的に試されている感じがして、仕事をしているときはとても楽しい。本当はもっと若くて無限に時間があるタイミングだったらなあ、と保育園のお迎えに行きながら思う日々。

これまで自分は技術の人間だと思われることは基本的になく、お金が欲しくて惰性でコードを書いていると思っていたけど、いざ開発合宿で家庭から離れてみると(周囲は半分以上寝ているのに)深夜3時までコードを書いていて、ああなんだかんだ好きなんだな、と思えて安心した。理由は分からないけど、だいたい皆が技術レベルに関係なく同じように接する文化があるのも助けになっている。人が多すぎて覚えられないからか…?

こうして日々の仕事をしたり周囲のエンジニアと接する中で、エンジニアとしての目線がグッと引き上がったなと思っていて、今後のキャリアどうする?みたいなことを考えるのも楽しみの一つだったりする。LeetCode は細々と続けているし、社外で新しいコミュニティにも参加し始めたり、英語の学び直しも始めた。

楽器

転職して仕事の時間が融通きくようになったり、子どもも成長してきたので時間が捻出できてきて、久しぶりにちゃんと楽器を吹き、練習の後にお酒を飲んだりもした。楽器を吹いた後のお酒やご飯って、なんであんなに美味しいんだろう。

仕事と同じように、自分は正直あまり楽器が上手くないし、声かけられるまま惰性でやっていると思っていたけど、いざ時間が思い通りにならなくなってみると、どんなに貴重な時間だったかというのを実感した。もっと上手くなりたいとこんなに強く思ったのは10年振りだった。また、練習前後の時間で子育ての大先輩と話ができたのも心強かった。他にも感じたことはたくさんあるけど、あまりベラベラ喋っても野暮なのでこれくらいにしておく。

年末にエキストラ参加したおさらい会を聞いたら触発されたので、なんか1曲ひとりでやりきれるようになりたい。仕事の開発もそうだけど、1人でやりきると上達する気がした。初心に戻ってモーツァルトをちゃんとさらいたいので、いよいよプラスチックのA管を卒業の機運かも。

買ったもの

Dell 31.5インチ 曲面ディスプレイ

曲面は使ったことなかったけど、会社にあったやつが良かったので同じものを買った。ディスプレイが複数あるとオンラインMTGで気が散ってしまうことが分かったので、大きいのをひとつ置いておく方が自分には合っていそう。

REALFORCE

キーボードを新調した。特にこだわりはないけど、もうキャリアも長いしプロっぽいモノにしようというモチベーションで、HHKBと割れてるやつは使いこなせない気がした、というだけ。笑

ポップアップテント

公園用に買った。実は同じサイズ感のテントを買っていたんだけど、ポップアップではなくポール組み立てタイプで、自分で出せない・しまえないのがネックになっていたので買い直した。海や大きめの公園で活躍している。

アイシャドウ

毎日時間がないので、アイシャドウは発色と程よいラメ感の両方あるものが好きなんだけど、最近の流行りなのかマットなやつが多かったり、安いコスメだと雑なラメ感だったり発色しなかったりして迷子になっていた。結局、デイリー使いはキャンメイクのジューシーピュアアイズのチャイティーローズ(ラメ枠は控えめに使う)で、ちょっと気合い入れたい日はルナソルマホガニーに落ち着いてる。でも髪色をガラッと変えると合う色も変わる(黒染めしたら合わなくなるとか…涙)ので、やはりアイシャドウは無限に沼だな、と思う。

まとめ

今年は楽しいことがたくさんあった。そのぶんエネルギー切れ感も否めなかったので、いわゆるサステナビリティというやつも考えていく必要があるな、と反省。

今年お世話になった皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

体力的にハードな日々を送っている

表題の通り。5:30 に息子に叩き起こされ9:00 までに保育園に連れて行って、買い物や家事を済ませてから勤務開始し17:30 まで仕事をして保育園に迎えに行き、子どもと夕食をとって入浴させ、21:30くらいに寝かせたら23:30くらいまで仕事をして、寝る生活。仕事がそれなりに面白くもある*1*2のでまた厄介である。

フルタイムの割には健全な生活をしている自覚はあるけど、もともと8時間寝ないとダメな人間なので、保育園に早めに連れて行ったり延長保育を利用したりして夜の活動を抑えたい気持ちはあって、しかし保育時間が延びるのは子どもや夫が乗り気でなく、なかなかうまくいかない。本来のフルタイム勤務って最低限やるだけでもこんなに大変だったんだな、と痛感している。時短勤務も検討してみたいけど、今の環境だと裁量労働のエンジニアにはあまり過去事例がなさそうで、なんとなく気が重い。お金も大事だし。

最近、眠いときについついコーヒー摂取してしまい貧血気味になって体調が良くないので、脱カフェイン頑張らないとな。あと運動する時間を失ってシンプルに太ったのもなんとかしたい。

一人目を出産したのは、毎年自分の持病(ほぼ無害)の経過観察に行っているクリニックの提携病院なので、5月の診察でそろそろ二人目を考えてる的なことを言ったら妊娠前相談を産婦人科でするように指示され、今日は遠路はるばる出産した病院まで車片道1時間運転して行ってきた。まだ妊活とかは始めてないけど、妊娠中を思い出して「いよいよだな」と謎のテンションになった。
一人目の時よりさらに家が遠くなったと言ったら、計画分娩を勧められた。二人目のお産の進行が早いことは知っているけど、妊娠の経過が安定していれば「いつ産まれるかのワクワク感」も捨てがたいなと思っていた私は、一人目を任せておくリソースの確保の観点でも勧められて目から鱗で、それは本当にそうじゃん、と思った。とはいえ実母はもう育児のリソースにカウントできるほど元気な身体でもないので、うまく妊娠できたら義実家と話し合いつつ安定期まで経過を見ながらゆっくり考えようかな。

*1:昨日今日なんて主要メンバーが盆休みで不在だったので普段より出番が多くてめっちゃハイになってた。。。

*2:仕事セーブしたら進捗出せなくて最初の評価がイマイチだったというのもある