エンジニアとは違う地方のサバンナで育ったかもしれない話
知人が「チームビルディングやチームマネジメントを学ぶための良い本ないですか」という発信をしていたのを見て思ったことメモ。
自分がマネジメントの素地を学んだのは大学生の時で(望んだ訳ではなく偶然そうなって)大学オケで実践しつつ書籍で学ぶ、というのを繰り返していた。学生で体育会系の組織だったので、トライアンドエラーする時間も機会も山ほどあった。画一的な組織だったのでダイバーシティ的な視点はあまり得られなかったけど、そこで素地と呼べるくらいのものはできた。
そういう背景があったので、チームマネジメントを学ぶには本を読むのもいいけど場数を踏むと良さそう、みたいな雑な感想になってしまって有益な情報にはならなさそうだと思った。
しかしこれってめちゃくちゃ耳に覚えがあって、私はよく「○○(Web の技術ジャンル)があまり理解できていなくて困っている」みたいな相談をしていた時期があったんだけど、それに対してもらえたレスポンスと似ていて、そこから「場数を踏むにはサバンナ育ちが〜」みたいな話によく発展していた。
なのではからずも自分はマネジメントにおいてサバンナ育ちをしてきたのかもしれない、と気づき、ちょっと面白かった。
たしかに自分が「普通考えれば分かるじゃん」みたいなポイントはチームマネジメント的な要素が多い気がするし、つよつよエンジニアが「普通考えれば分かるじゃん」っていう気持ちがちょっと分かった。そういった、これまで踏んできた場数のタイプの違いがコンフリクトの要因のひとつになり得そうとも気がついた。
なので、普通考えれば分かるじゃん、的な言葉に出会った時は、違う地方のサバンナで育った方なんですね〜と線を引いて丁寧にやりとりするのが良さそうだし、自分が分からないことを理解するにはサバンナに(行くことはしなくとも)いた頃の記憶を取り戻すことがヒントになりそうだなと思った。(あまり思い出したくはないが・・・笑)
ただ今は残念ながら学生ではなく、例によってワーキングマザーはめちゃくちゃ多忙なので、時間を割くのが難しかったり、時間が割けたとしても細切れになってしまうから、実践するだけではなく忘れないように書き残していくのが大事、というのはやっぱり変わらないかな。