めるノート

一児の母 兼 へっぽこWebエンジニアの内省ノート

身近にいないと思っているけど、発達障害の人とのコミュニケーションについて書かれた本を読んでみた

身近に診断されている人はいない認識だが、ふとカサンドラ症候群に興味が湧き、ADHDやBPDの周囲の人のための本を数冊読んだ。

面白いことにこの分野でも「交渉」というワードが出てきたりして、先日まで抱いていたモヤモヤへの解決の道筋に、こちらもなり得そうだなと思った。

c5meru.hatenablog.jp

上記の記事に対して、奇しくもコンフリクトやネゴシエーションが「バイアス」と向き合っていくアプローチで、今回のジャンル(ADHD/BPDの周囲の対応)は「否定されていると感じている気持ち」と向き合うアプローチだった。

自分にとって役立てそうなポイント

SET-UPツール

支援(Support)、共感(Empathy)、真実(Truth)、理解(Understanding)、根気強さ(Perseverance)から成る「SET-UPツール」。
(「境界性パーソナリティ障害をもつ人とどう話したらいいですか 一緒にいるための対話のコツ」より)

関心の核

評価、親密さ、自律性、地位、役割の五つから成る「関心の核」。
人間が認めてほしい要素という解釈ができる。
(「The ADHD Effect on Marriage」より)

承認の6つのレベル

具体的な方法とともに詳細に書かれていて、いちばん勉強になった。
(「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」より)

要するに

相手がヒートアップしているときは、否定されたと感じてしまった相手の気持ちを認めてフォローして、鎮火してからこちらの主張を話したり問題解決を始めよう、という話だった。

認めたり受け入れたりするアプローチ、スッと出てくる時と全然出てこない時があるので、全然出てこない時の常套手段としてスクリプト的なものが頭に入れておけると役に立ちそう。

自分はこれまで褒めることや承認することを比較的大事にしてきた方ではあったと思う。ただ、コロナ禍以降たまたま身近にいる人たちが真逆のタイプ(お気持ちより問題解決)だったので、自身もストレス受けつつとはいえ、なんだかんだ染まってきていたのかな〜と思う一方で、自分がある程度承認欲求満たされてて余裕のある状態じゃないと、こういう振る舞いは難しいよなあ、とも思った。

まずは自分自身、共感型コミュニケーションが圧倒的に不足しているので、そういう会話ができる人とときどき適当に話したいが、なかなかできないのが深刻な悩み。本にも、まずは自分が相談できる場所を持つことと書いてあったので、オンラインの定期カウンセリングでもやってみようと思う。