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一児の母 兼 へっぽこWebエンジニアの内省ノート

育休から復帰後9ヶ月経って感じたこと

産育休から復帰してきた or 育児中の社員に対して、最近の業界のエラい人たちは「可能な限りサポートしたい」って言ってくれることも増えてきたように思う。しかし一方現場では、当事者経験がないとどういうサポートができるのか分からない人も多いだろうし、プロとしてやってるんだからこれ以上は許容できない、という閾値がある人もいるんじゃないだろうか。

自分の周りで、育休から復帰をした人や入社時すでに子どもがいた方々を思い出してみると、もちろんスムーズにやっている人もいるんだけど、

  • 両立がすごく大変そう
  • 休職から退職してしまった
  • 意図せず調整でこじれてしまった

とかがあったりして、自分も確かに思い返すと、休むことやパフォーマンスが下がることに対して、積極的にサポートを求めて良いのか、なるべく迷惑をかけないよう努力してダメだったら謝罪するというスタンスを取るべきなのか分からず、モヤッとする場面はよくあった。

そこで、育休を取得したり育児でパフォーマンスが下がったりする社員に対して、会社としてはどのくらいまで許容・支援できるかのポリシーが明文化されていると良さそうだな、と思った。
そこから個別のケースでも、互いに期待値を合わせられるような契約書までいかないけどそういうやつを残しておき、その内容について定期的に話せるといいのかもしれない。
男性の育休取得も増えているし、当事者だけではなく何より一緒に働いていく周囲のためにもいいと思う。
(産育休前から変わる点を挙げるためには、通常どうあるべきなのかが先にないと・・・っていうのはあるんだけど、それは中小企業だと難しいだろうしニワトリタマゴでもありそう)

子育て世代が多い会社だと、このへんの前提の共有は常識の範疇として軽視されてしまうかもしれないけれど、(子どもの有無や既婚未婚の違いと同じように)共働きかどうかも、国や宗教の違いと同じくらい感覚が異なる気がしていて、些細な違いだと思ってしまうからこそハマるパターンは結構あるんじゃないかな。